いっしょに暮らす愛猫のために、家の中を少しでも快適に整えてあげたい。
飼い主さんならそう思うことでしょう。でも猫にとって快適な家とはどんな家なのか?
飼い主目線からではなく、猫の本能や習慣から考えたポイントをご紹介します。
目次
猫が【健康に必要な習慣限】ひなたぼっこができる場所
猫にとってひなたぼっこは、
1.カルシウムの吸収を助けるビタミンDの生成
2.血行が良くなる3.被毛の消毒など健康増進のために必要不可欠な習慣です。
1日10分程度ならOkなので、直接あるいは網戸越しでも、日光に当たり、つくろげるスペースをつくってあげてください。
猫が【気分転換のために】外を眺められる窓辺
窓から見る鳥や虫などの動き、漂ってくるニオイ、さまざまな音は、猫にとって楽しい記憶や想像力を呼び覚ます魅力的な刺激になります。
変化のない室内で、窓辺は大切な気分転換エリアになります。
猫がたたずみやすいように窓枠や棚など足場があり、網戸のある窓だといいですね。
猫が【薄暗く狭いと落ち着ける】穴ぐらのような場所
家具の隙間や押入れの隅など、うす暗く狭い場所に猫は好んで入ります。
これは野生時代に、敵の襲撃を避けて入っていた、穴のような場所に通じるから。
でもいくらうす暗く狭い場所でも、閉じこめられるのは苦手なので、猫が自由に入ったり出たりできることがポイントです。
猫が【騒がしい場所は苦手】落ち着いてできるトイレ
排泄タイムは、猫がもっとも無防備になるとき。人の行き来が多く騒がしかったり、部屋の真ん中など、落ち着かない場所では、猫は排泄できません。
排泄を長時間ガマンさせることは、尿石症などのリスクを高めますので、猫のトイレは人の行き来が少なく家具の影など静かな場所に設定するようにしましょう。
猫が【避難エリアとしても】あたりを見渡せる高い場所
家具や猫タワーの上など高いところは、猫にとってとくに快適の条件が揃っている好きな場所です。
床に近いと人が歩く振動などで落ち着きませんが、高い場所なら人の手も届きにくく、同居猫がいても互いにあまり近よりません。
怖いもの、嫌いなことから避難できるので、猫は安心してくつろげます。
あたりが見渡せるので、気持ちの余裕がもてます。
猫が【快適な温度の場所に自由に行き来できることも重要】
猫は常に、快適さを求めて家の中を移動します。
そのとき、温かさ、涼しさといった温度は特に需要な快適条件になります。
猫自身が快適な温度の場所を探して自由に移動できるように、配慮してあげましょう。
【猫に好かれてると感じるスリスリですが本当の意味をご存じですか?】
猫を飼っていると、足などに顔や体を、こすりつけてくることがあります。いわゆる猫のスリスリですね。
スリスリされると「私のことが好きなのねぇ~」とか「甘えてきて、なんてかわいいんでしょう」
なんて感じている、飼い主さんも多いと思います。
しかし、猫は本当に愛情表現のために、スリスリしてくるのでしょうか?
猫がスリスリしてくる目的や猫の気持ちについて紹介します。
本来の目的はマーキングだった!そしてコミュニケーションとしても活用している
猫がスリスリをする一番の目的はなんとマーキングなんです。
自分のニオイ、いろんな所につけることで、ここは自分のなわばりで、自分のものだと、主張しているのです。
ですから、飼い主にスリスリしてくるのも、「自分のものだ」とアピールしていることになります。
それなのに、スリスリしてきたときに、飼い主が「お腹がすいたの?」と思っておやつや餌をあげてしまうと、
猫はスリスリしたら餌がもらえると学習してしまったら、後が大変なことになるので注意が必要です。
スリスリは飼い主とのコミュニケーションにもなりますが、要求やおねだりなど、マーキング以外の意味が含まれることがあるので覚えておいてください。
まとめ
猫と暮らすために快適な場所を整えてあげるためのポント
【健康に必要な習慣限】ひなたぼっこができる場所
【気分転換のために】外を眺められる窓辺
【薄暗く狭いと落ち着ける】穴ぐらのような場所
【騒がしい場所は苦手】落ち着いてできトイレ
【避難エリアとしても】あたりを見渡せる高い場所
【快適な温度の場所に自由に行き来できることも重要】
【猫に好かれてると感じるスリスリはマーキングだった】
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